大震災の日から2週間程が過ぎましたが、
大惨事の実感を新たにするばかりです。
しかし、この大惨事で何もかも失くして
避難所生活を余儀なくされた当の被災者の方たちが、
隣りの人を思いやり、いたわり合い、
高校生を始めとする多くの人々がボランティア活動に精出し、
追い討ちをかけたかの原発事故で、命がけの一刻一秒を争う
復旧作業に積極的に取り組む現場の関係者たち、
それぞれがそれぞれの立場で我が身を省みないでの
献身的な活動振りに、人間の持つもう一つの限りない
可能性を見せてもらい、感動の涙と共に
希望と勇気を感じさせてもらっています。
遠く離れていると思っていた当地も、安全地帯と言えなくなりそうな
放射能報道が盛んに流され不安を感じますが、
被災者の方たちからもらった希望と勇気をもとに、
いたずらに混乱しないで現実を受け入れて対処しようと
言い聞かせています。
鈴木信雄